新型コロナウイルス禍/マスコミがどこも報じないお勧め記事

新型コロナウイルス禍のネット報道については、4月に「マクロな視点から考えるお勧め記事」、8月に「より理解を深めるための お勧め記事 」をお届けしましたが、今回、第3弾として「マスコミがどこも報じないお勧め記事」をご紹介します。

今回はひとつだけ。「田中宇の国際ニュース解説」です。4半世紀近く前から、元共同通信の記者が、世界中のニュースメディアを読みまくって国際情勢を緻密に分析し、月に10本ほどの記事を配信しています。今回、とくに注目した9月2日の記事には、前々から疑問に思っていた「新型コロナ感染の有無はウイルスの量によってどのくらい違うか(最小発症菌数)」に対する答えが載っていたのです(新型コロナは、ウイルスが咽頭に100万から1億個ぐらいの単位で付着していないと感染しないとのこと。ちなみに、ノロウイルスは、100個でも感染する)。

そればかりか、PCR検査はウイルスの遺伝子を増幅させて検出する方法のため、何回増幅されるかで結果が全く違ってくるという衝撃の事実に触れていました。まさに、マスコミが報じない事実でした。

その記事は、「コロナのインチキが世界的にバレていく」です。タイトルは、ちょっと過激ですが、内容は、出典も明記した信頼性のあるものばかりです。

記事の一部だけ引用します。これを読んで驚かない人はいないと思います。

「新型コロナは、ウイルスが咽頭に100万から1億個ぐらいの単位で付着していないと感染しない。ウイルスの発祥から何か月も経ち、世界に普遍的にウイルスが存在している状態なので、咽頭にウイルスが10個とか千個ぐらい付着するのはよくあることだが、この程度の数だと免疫力が落ちている人でも感染せずに終わる。PCR検査は、検査対象者の咽頭からぬぐいとった体液に含まれている遺伝子類を何回も増幅して増やし、検出しやすい状態にして染色するが、この増幅をやりすぎると、決して感染に至らないごく少数のウイルスの付着でも検知して陽性の結果を出してしまう。感染者だけを陽性者と判定するには、増幅回数を30回未満にするのが良い。だが、米国でのPCR検査の多くは37-40回の増幅をしている。1回の増幅で2倍になるので、25回の増幅で3300万倍になる。30回の増幅で10億倍、40回の増幅で1兆倍になる。30回と40回では千倍違う。25回と40回では3万倍違う。倍率を上げすぎると、ウイルスの遺伝子の破片だけの存在でも陽性反応が出る。」

なお、「田中宇の国際ニュース解説」の記事は、月10本ほど配信されるうち、
約半分は有料(6カ月3000円)ですが、残り半分は無料です。

この配信記事(有料分を含む)をまとめた本も、すでに出版されていますので、
ご興味ある方は、そちらもご覧ください。

・田中宇『感染爆発・新型コロナ危機~パンデミックから世界恐慌へ~
 (2月~4月配信分)990円

・田中宇『コロナ時代の世界地図~激変する覇権構造と進む多極化~
 (4月~7月配信分)990円