新型コロナウイルス禍/マクロな視点から考えるお勧め記事

新型コロナウイルス禍については、日々の情報にふりまわされがちで、感染症の専門家の意見も理解はできますが、多くはミクロな視点からのものです。よりマクロな視点から、この問題を冷静に考察し「なるほど」と思える記事にいくつか出会いましたので、4つほどご紹介します。

1.『サピエンス全史』などで有名な文明史家ユヴァル・ノア・ハラリ氏の考察
2.リスク・マネジメントの専門家でもある京都大学大学院教授 藤井聡氏のYouTube
3.元新潟県知事・医師・弁護士の米山隆一氏の「ロックダウン(都市封鎖)」への考察
4.独立行政法人 経済産業研究所の関沢洋一氏の「感染症の基本法則とパラドックス

いずれも書いた人の立場がうなずける内容のものばかりです。
(2020年4月3日アップ。4は、4月17日に追加。2にも、5月13日に追加あり)

1.『サピエンス全史』著者が「コロナ危機後の世界」を予測
  ユヴァル・ノア・ハラリ「非常事態が“日常”になったとき、人類は何を失うのか」

  (『フィナンシャル・タイムス』寄稿記事) → こちら
  ※全文は有料記事ですが、無料でそのまま読める途中まででも有益です。
  (会員登録で10日間は無料。それまでに解約すれば全文無料)

  ※その後、こちらで全文無料公開されました(訳者が違います)。
  ※記事にある中国のAI化の実態は、こちらの本がお勧めです。

  ※ハラリ氏が『TIME』に寄稿したいま話題の記事は、こちら(全文無料)

2.藤井聡「99%の日本人が知らない自粛要請の罠?
  政府が決して言わないもう1つのリスクとは?」

  → こちら
  ※YouTubeの42分の動画です。
   中に出て来る「失業率が1%増えると4000人自殺者が増える」とは
   知っておいた方がいい驚愕の事実です。雇用の喪失は命の喪失に直結します。

  ※同氏が5月9日に公開した下記記事も、是非お読みください。

  『コロナって、インフルエンザとあんま変わんないんじゃね?』
  ~データに基づいてSNSで皆と一緒にコロナ対策を考える~ → こちら

3.米山隆一「新型コロナ急拡大で小池都知事の言う「首都封鎖」は本当に必要か
  シミュレーションから浮かぶ二つの可能性。究極の戦術をとる前にするべきことは」

  → こちら
  ※状況判断に関して、これほど具体的総合的分析は、なかなか見かけません。
  ※続編は、こちら

4.独立行政法人 経済産業研究所 関沢洋一「感染症の基本法則とパラドックス」
  → こちら
  ※「集団免疫」について詳しく知りたくて探しているときに見つけた記事です。
  ※それを含め、タイトル通り「感染症の基本法則とパラドックス」が、
   わかりやすく説き明かされています。