【徹底調査】 横浜市旭区とその周辺でホタルが見られる場所
ホタルは旭区の昆虫なのはご存じですか? 1989(平成元)年に、区制20周年記念事業の一環で、旭区の花 あさがお とともに、区民投票により決定しました。6月はホタルが見られる季節。旭区とその周辺で、ホタルの見られる場所を徹底調査してみました(2012年6月12日現在)。
◆こども自然公園
ゲンジボタルの生息地として有名。なんと横浜市の指定文化財に指定されています。見られる場所は、園内中央奥にある教育水田とその先の森や左手に続く水路付近。6/11には20頭(ホタルは実は「頭」で数える。ホタルに限らず昆虫は「頭」が正解)見られたそうです。
◆追分市民の森(旭区矢指町)
中原街道そばのお花畑付近で、2012年もすでに多数飛んでいる報告が個人ブログに出ていました。公園ではないので真っ暗で、懐中電灯は不可欠です。また、初めての方は行きにくいので、明るいうちから行った方がよさそうです。行き方は、こちらの記事の下の方を参照してください(徒歩・自転車・車の3通りを書いてあります)。
◆都岡アメニティ(旭区川井宿町)
川井小学校とズーラシアの間にある小川周辺に整備されている場所で、川井小学校と都岡中学校の子どもたちが昨年ゲンジボタルの幼虫を放流するなどして育てています(記事)。今年の情報は得られていませんが、すでに見られるとウワサも。なお、若葉台団地内のアメニティでも放流しており、今年すでにチラホラ出ているとのこと。
◆市沢の谷戸(旭区市沢町)
今年は発生が早く、6/12現在ピークを過ぎたかもしれないという話です。しかし、まだ100頭以上見られるとか。ただ、現地付近は道が狭くわかりにくく、すぐお隣の仏向の谷戸の方がオススメ。例年仏向の方が、市沢より10日ほどピークが遅いそうです。
◆仏向の谷戸(保土ヶ谷区仏向町)
こちらは、市沢・仏向の谷戸に親しむ会による「ハーモニカ演奏とホタル観賞会」が6/15(金)の18:30から仏向町小川アメニティのあずまや横広場で開催され、谷戸の自然やホタルの話だけてなく、ハーモニカ演奏も楽しめます。詳しくは こちら(イベント案内はトップページにリンクあり)。
◆四季の森公園(緑区寺山町)
ここはゲンジボタルだけでなくヘイケボタルもいます。見られる時期は、ヘイケボタルの方が遅く6月下旬~7月上旬。6/10には「あしはら湿原」「上の池」各々の川ぞいに、195頭のゲンジボタルが見られたそうです(ブログ)。6月16日(土)~24日(日)には「ホタル観賞会」が開催され、駐車場の利用時間が午後8時50分まで延長されますが、なるべく徒歩で来園してほしいとのことです。なお、ホタル発生場所案内看板が、北口に設置されました。
◆ほどがや元気村(保土ヶ谷区西谷町)
保土ヶ谷区内に残る唯一の田んぼで、ヘイケボタルがたくさん見られるそうです。また、同じ区内では、横浜市内唯一の渓谷として知られる陣ケ下渓谷(保土ヶ谷区川島町)付近でも見られるとか(行き方はこちら)。
◆横浜ビジネスパーク(保土ヶ谷区神戸町/相鉄線天王町駅下車4分)
これは自然の中ではないのですが、野村不動産が毎年「ホタルがすむ街づくり展」として開いており、今年で5回目。横浜ビジネスパーク(YBP)の中央部に位置する屋外オープンスペースに、『ホタル観賞特設ブース』を設置し、昼間でも2000頭のホタルが観察できます。開催期間は、6月9日(土)~24日(日)10:00~21:00。詳しくは こちら。
◆三溪園(中区本牧三之谷)
横浜市内でホタルが見られる場所として、一番有名なのはたぶん三渓園でしょう。園内の外苑奥の小川周辺(横笛庵、寒霞橋付近)だそうです。 ただ、開園時間は17:00までで、“螢の夕べ”の期間のみ開園時間を21:00まで延長しますが、残念ながら、今年の“螢の夕べ”は6/2~10で、すでに終わってしまいました。
※光るホタルが見られる時間は19:00~20:30くらいで、19:30頃がピーク。雨上がりの蒸しっとした日にたくさん出るようです。ホタルの成虫は8~10日くらいしか生きられませんので、捕まえても逃がしてあげてください。なお、懐中電灯は必需品ですので、お忘れなく。