旭区一の花の名所◆年間を通じて楽しめる追分・矢指市民の森

旭区一の花の名所はどこかと言えば、追分・矢指市民の森を真っ先にあげる人は多いのではないでしょうか? 中原街道を車で走ると、矢指町付近の高架下一面に花畑が広がっているのをよく見かけます。あれが、追分・矢指市民の森です。もうピークは過ぎてしまいましたが、まだひまわりが一面に咲いています(写真は2011年8月17日撮影)。今年のひまわりは、種の部分が見えない東北八重ひまわりという種で、約6500平方メートルの畑に2万株も植えられているそうです。

横浜市には、市が土地所有者と契約して、緑地を保全し、市民の憩いの場づくりに役立てる「市民の森」という制度があります。現在市内には31箇所452ヘクタールが指定を受けています。旭区には、追分市民の森(30.1ha)、矢指市民の森(5.1ha)、南本宿市民の森(6.3ha)の3つがあり、近くには、瀬谷区に瀬谷市民の森(18.2ha) 、緑区には新治市民の森(68.0ha/市内最大)、三保市民の森(40.5ha)などがあります。追分市民の森と矢指市民の森は隣接しているようで、まとめて追分・矢指市民の森と言われることが多いようです。

さて、追分・矢指市民の森の最大の魅力は、愛護会が絶えずさまざまな花の作付けをし、年間を通じてお花畑を楽しめることです。春は菜の花、夏はひまわり・サルビア・ダリア・百日草、秋はコスモスといった具合です。ブログで写真など披露している方も多数いますので、以下にいくつかご紹介しておきます。

http://4travel.jp/traveler/dontokoi-travel/album/10321040/
http://yuhoyuyu.sakura.ne.jp/course/cn113/index.html
http://linka100.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-2b80.html
http://linka100.cocolog-nifty.com/blog/2011/08/post-6593.html

追分・矢指市民の森には、3つの入口があります。西から入る「マリアンナ口」、南から入る「笹野台口」、東から入る「矢指口」の3つです。

少し長めに歩いてもいいなら、二俣川駅北口から「グリーンロード追分・矢指市民の森コース」(約5.2km)をたどり、笹野台口から入るのがオススメです。途中、今宿の住宅地を一望できる「見晴らしポケットパーク」や岩舟地蔵尊にも立ち寄れます。中原街道の高架をくぐればお花畑です。

自転車で行くなら「矢指口」がよさそうです(笹野台口は、入るとすぐに下りの林道になりますので)。保土ヶ谷バイパス下川井ICの八王子方面に乗る道の左側に、細い坂道がありますので、その道に入り左寄りに進むと「←追分市民の森」の小さな看板があります。矢印の方向にどんどん進むと、正面にお花畑が広がります。車で行けなくはありませんが、Uターンしにくく駐車場もありません。

車で行きたいなら、聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院の駐車場に入れ、徒歩2~3分のマリアンナ口から入るのがオススメです。駐車場は、30分無料、30分以上4時間まで400円、以降1時間毎に100円とリーズナブルです。三ツ境駅からバスで行く場合も、バス停「「西部病院前」で降りれば便利です。

まだ、一度も行ったことのない方は、是非、天気のいい日にお出掛けください。旭区内にも、こんなに自然にあふれた里山が残っていたことに驚かれることでしょう。