まるで名木古木の博物館◆下川井町の三嶋神社
以前、「旭区で一番高い木は?」「旭区で一番太い木は?」という記事(こちら)を書きましたが、その元となった「名木古木指定樹木一覧」を見ると、いろいろなことが見えてきます。
旭区のリストにある57本のうち15本は、住所が「下川井町334番」になっていました。区内の名木古木の1/4以上が、1カ所に集まっているのです。調べたところ、この住所は三嶋神社でした。近くを車で通りすぎることはよくあるのですが、中に入ったことはなかったので、この度行ってきました。行ってびっくり、まるで名木古木の博物館でした。
中原街道を都岡から瀬谷方面に向かう途中、下川井ICの手前、リンガーハットのある御殿橋の信号を過ぎ、次の信号の左の細い道を入った右手にあります(下記地図参照)。上記写真は、その細い道とは反対側にある参道からの神社入口です。
この三嶋神社は、静岡県三島市の三嶋大社から大山祇神(おおやまつみのみこと)を御分霊としていただき祭神とし、江戸時代の初期(寛永年間)以前に創建されたと伝えられているそうです(下記写真はクリックすると拡大します)。。
境内には、20本以上の高い木が立ち並び、6本のケヤキ、5本のイチョウ、2本のサクラ、2本のカヤの計15本が、横浜市の名木古木指定樹木となっており、そのすべてに指定番号が書かれた看板が立っています。
まず、ケヤキの木から。
同じケヤキでも、かなり表情が違うものもあり、興味深いですね。最後の写真のケヤキの背後には、2本のイチョウの木があり、次はイチョウです。
上記イチョウは高さ19m。ここで一番高いのは、この木の後ろにあるイチョウで20mあります。
そして、神社の左奥に、カヤの木が2本並んでいます。
最後はサクラの木です。
サクラは、すっくと伸びた他の木に囲まれると地味に見えてしまいますが、花咲く頃は、逆にひときわ目立った存在になることでしょう。訪問した日は、生憎の曇り空でしたが、晴れた日に、改めて青空にそびえる樹木群を見に来てみたいと思いました。