ライトセンターフェスティバルに行ってきました。

2013年11月9日(土)に開催されたライトセンターフェスティバル&「あい・あい」広場2013に、短時間でしたが行ってきました。ライトセンターは、県が設置し日本赤十字社が運営する視覚障害者のための施設。こちらでも紹介しましたが、地元にありながら日頃接する機会の少ないライトセンターを知るには絶好のイベントです。場所は、新築なった神奈川県立がんセンター内の重粒子線治療棟(こちらはまだ建設中)の道路を隔てて、ちょうど南側です。

入口では、クリアファイル入りのプログラムをいただきました。建物脇では、アジア各国の世界の料理テント村が並び、結構賑わっていました。また、建物入口では救急車の試乗体験ができます。

中の案内板は、もちろん点字付です。

それだけでなはく、建物内配置図とともに、さわれる配置図も手作りで置かれていました。廊下などの通路が溝状になっているのです。

まず見たのは、体育館での盲導犬のデモ。盲導犬の役割は、視覚障害者に、障害物を教えること・曲がり角を教えること、段差を教えること、といった説明がありました。なかなか賢そうなワンチャンでした。

体育館の奥のステージ上には、フリークラインミングの壁が。たしかに視覚障害者の方には向いているスポーツと感じます。

また、奥の部屋では、サウンドテーブルテニスが行われていました。鈴の入ったボールを打ち合うのですが、卓球というより円盤を打ち合う「エアホッケー」に似ています。しかし、音だけで打ち合うのはスゴイです。

2階では、さまざまなクラブ活動の紹介があります。

紹介は見られませんでしたが、スキーもやっているのですね。

ラウンジでは、10分間マッサージが。

3階は、図書館になっており、点字図書や録音図書の展示やクイズが行われていました。
1階に戻って、ちょっと気になったのがジョギング体験。健常者には手軽にできるジョギングですが、視覚障害者には、たしかにジョギングは至難の技です。そこで、この施設では、上部レールにつながれたロープをつかんでジョギングするコースが設けられていました。

駆け足でしたが、視覚障害者の大変さと、それに対するさまざまな活動やサービスが行われていることを実感できました。帰宅後、調べてみると、ライトセンターは、1974年に設置されていますが、1993年に建物を新築し、新たにスポーツ振興事業を加え、体育館、プール、卓球室、トレーニング室、ジョギングコース、グランドが整備され現在のような充実したスポーツ施設にもなっているようです。詳しくは、こちらの紹介がわかりやすかったです。ライトセンターのホームページは、こちらです。