中沢小合唱団はNコン全国2位、旭中吹奏楽部は東日本大会金賞
2010年10月9日、第77回NHK全国学校音楽コンクール(Nコン)小学校の部がNHKホール(渋谷)で、第10回東日本学校吹奏楽大会が府中の森芸術劇場で開催されました。すでにそれまでの大会を勝ち抜いてきた我が旭区の中沢小・旭中は、中沢小が銀賞(全国2位)、旭中が金賞という輝かしい成績を収めました。
Nコン全国コンクールは、全国918校が参加した8ブロックの大会で金賞となった11校で行われ、中沢小は、過去銀賞、銅賞を受賞していただけに、ズバリ金賞を目指して大会に臨みました。
選んだ自由曲は銀賞受賞時と同じ「地球に寄り添って~センス・オブ・ワンダー~」。期せずして、昨年・一昨年と全国で銀賞となった青森県弘前市立小沢(こざわ)小学校が同じ自由曲を選んできました。
昨年・一昨年と中沢小は全国大会出場を逃していただけに、気になる対決でしたが、小沢小は入賞できず、軍配は中沢小に上がった形となりました。全国大会は、金賞1校・銀賞1校・銅賞2校と、計4校しか入賞できない狭き門なのです。
もっとも、丸山久代先生率いる目黒区立油面小は、昨年に続き金賞で2連覇。丸山先生は、同区大岡山小在籍時には、5年連続で全国金賞の実績があり、残念ながら中沢小は、丸山先生を今年も超えることはできませんでした(すべての結果はこちらをご参照ください)。
しかし、中沢小のハーモニーの美しさはピカイチで、全国大会出場だけで終わらず、見事再び銀賞を獲得したのは、松野先生の熱心な指導と子どもたちの努力、そして学校・父兄・地域の方々の支援の賜物に違いありません。心から拍手を贈りたいと思います。
旭中学校は、9月18日に千葉文化会館で開催された東関東吹奏楽大会中学校の部B部門(小編成/といっても30~35人以下)で金賞を受賞、選抜23校で行われた第10回東日本学校吹奏楽大会では、金賞(8校)に選ばれました。
合唱と吹奏楽の場合、大会における金賞の位置づけが異なりわかりにくいのですが、調べた限りでは、合唱の場合は、金賞は通常1校で、複数の場合でも、必ず上位大会への出場権があります。吹奏楽の場合、出場校はすべて金賞・銀賞・銅賞のいずれかとなるようで、金賞受賞校が10を超えることもあります。
そのため、金賞を受賞したなかから、さらに上位大会に出場できる学校が「代表」として「推薦」され、「ダメ金」と言う隠語?もあるように、金賞でも必ずしも上位大会に進めるとは限りません。
しかし、旭中学校は、昨年東日本大会に進めなかった雪辱を果たし、3年前、2年前に続き、最上位大会である東日本大会で、見事金賞を獲得したのです。演奏曲は、バレエ組曲「ル・シッド」より マドリレーナ、ナヴァレーサ。とても素晴らしい演奏だったそうです。
旭区では、万騎が原中の吹奏楽部も、全日本吹奏楽コンクールの全国大会に5回も出場、2004年には金賞を受賞しており、旭区は、旭ジャズまつりもあり、本当に音楽が盛んなだけでなく水準も高いと痛感します。
ちなみに、Nコンは、関係者以外はハガキ抽選に当選しないと観覧できませんが、吹奏楽の大会の多くは、有料チケットを購入すれば、誰でも観覧できるようです。もう終わってしまいましたが、今後のご参考までに。