約160種500本のバラが楽しめるタカナシ乳業バラ園
相鉄線の鶴ヶ峰駅と二俣川駅の間の線路沿い南側に、電車から工場とともに見えるタカナシ乳業バラ園。創設者である高梨芳郎氏が、1959年この地に工場を建設したときに、空いた敷地に趣味のバラを植えたことから始まったそうです。当初は1万本あったのが、工場の敷地拡張に伴い、いまでは500本ほどになってしまったとか。それでも、地元のバラの名所として、区民に親しまれています(取材日:2014年5月14日)。
相鉄線鶴ヶ峰駅改札を出て右の階段を降り、線路沿いに二俣川方面に歩くこと約15分、四季美台交差点近くで線路を渡ると工場の受付があります。バラ園見学希望を告げると、首からかけられる写真のような札を渡されます。絵柄は、いろいろありそうです。
その裏面には、ホームページには書かれていないタカナシ乳業とバラの縁が記されています。牧場を経営しているため、肥料となる牛糞に事欠かなかったことも関係しているそうです。
さて、受付から構内を横切ると、すぐにバラ園の入口です。まずは、バラのトンネルがお出迎え。
トンネルを過ぎ右手に曲がると、さっそく一面に、さまざまな彩りのバラが広がります。正面には、「カクテル」というバラが、垣根の如くに広がっていました。記念撮影をするには最適な場所です。
バラはもちろん、花に詳しくない者としては、その花のネーミングに感心することしきり。とくに、黒っぽい深紅のバラは「黒真珠」、紫水晶のようなバイオレットのバラは「アメシスト」(下写真)-これには、なるほどと思いました。
ざっと見ていくと、50種類くらいあるのかな、と思っていましたが、帰宅後、ホームページ(バラ園のブログ)を見たら160種と書かれていてビックリ。シロウト目には、似ているものも多いのですが、たしかに色だけでなく、形や大きさに、さまざまなバリエーションがあります。
園内には、芝生広場や屋根のついたテラスもあり、飲食も可能です。タカナシ製品の自動販売機もありますので、ちょっとゆったりと贅沢な時間を味わうには、とても貴重な空間と言えそうです。
なお、バラ園のブログ(こちら)には、開花状況などの情報も記載されており、行く前に見ていくと参考になります。まり、園内マップ(こちら)は、現地では配布していませんので、自分で事前にプリントしていくと、鑑賞の助けになります。
タカナシ乳業バラ園(ブログ)
所在地 :〒241-0023 横浜市旭区本宿町5番地
見学時間:9:00~16:30
見ごろ :5月~6月、11月
※以下、いくつか撮影したアップ写真です。