天ぷら15種類、食べ応えも十分の讃岐うどん!丸亀製麺横浜旭店
TV東京の番組「カンブリア宮殿」(2013年4月25日放送)で取り上げられ、最近は商標問題でも話題になっている丸亀製麺。2009年には「はなまるうどん」(今は牛丼の吉野家傘下)を抜き、いまやダントツ日本一のうどんチェーンになっています。その店舗数は731店(2013年6月14日現在)。横浜旭区にも厚木街道沿いのさちが丘(二俣川と希望が丘の間)に2012年の始め頃にオープンしています。前を通る機会が少なく、行きそびれていましたが、カンブリア宮殿を見て興味を持ち行ってきました。
丸亀製麺は、実は会社名ではなくブランド名で、経営する会社は(株)トリドール。1985年に兵庫県加古川市で焼き鳥居酒屋として創業。2000年になってセルフうどん店を開始。他にもラーメン・焼きそば・スパデッティー・パスタ・かつ丼・カレー・天ぷらの業態もてがけていますが、うどんが当たり、全801店中、丸亀製麺が91%を占めています。この会社、急成長で上場も果たし、以前紹介した丸源ラーメンの展開とよく似ています。
さて、横浜旭店も入るとウワサ通りのオープンキッチン。遅めのお昼の時間で、うどんをのばしたりしていませんでしたが(上写真)、うどんをゆでたり、天ぷらを揚げたりはよく見えます。各店に高価な製麺機を置く「非効率経営」ながら、そのこだわりと低価格で高回転率を達成し、収益をあげているようです。
この日は、基本メニュー(左下写真)のほか、牛しゃぶぶっかけフェア(右下写真)もやっていました。しかし、初心者の私としては、看板メニューの釜揚げうどん(大/380円)を頼み、定番の野菜かき揚げ(130円)をチョイスすることに(上写真)。かき揚げは、ほとんどボール状の形をしており、空間が大きいため、崩して食べやすそうです。天かす・ネギはセルフでかけ放題なので、天ぷらを頼んだのに、天かすまで、たくさん取ってしまいました。
食券式ではなく、選んだお盆を見て会計をしますが、お値段の安いこと。事業展開は丸源ラーメンと似ていますが、割引クーポン戦略を採る丸源ラーメンに対し、丸亀製麺は常時格安戦略。正直その方が嬉しいですね。
また、天ぷらの種類の多いこと。数えてみたら15種類ありました。季節メニューも加えているようです。ごはんを頼み、天ぷらをチョイスし、自分で汁をかけてオリジナル天丼にすることもOK。さらに、おいなりさんやおにぎりも追加できます。
さて、お味の方はと言えば、なかなかのもの。個人的に麺類の好みランキングでは、うどんは下位に属するのですが、これなら、また食べてもいいかも。何よりも「食べ応え」のあるのがいいですね。「はなまるうどん」も過去1回しか食べたことがなく、よく似ており比較できませんが、「味の民芸」のうどんとは、明らかに異なります。
「味の民芸」は、つるつるとしたのど越しの良いうどんで女性的なのに対し、丸亀製麺のうどんは男性的です。実際、私が入ったときは、男性客がほとんどでした。ただ単に「腰がある」「もっちり」というよりも「食べ応えがある」という表現がぴったりなのです。「がっつり」食べたいときは、やはり「ごはん」でないと、と思う男性諸氏は多いと思いますが、これなら「うどん」でもOKという感じです。天ぷらもカラッと揚がっており、油もくどくありません。
とまれ「健康和食・うどん茹でたて・天ぷら揚げたて・メニュー豊富・がっつりOK・お値段格安」とくれば、人気になり急成長するのも納得です。ただ、本場本物の讃岐うどんとしては、丸亀製麺は丸亀の名前はあるものの、丸亀市内に店舗はないため、香川県発祥の「はなまるうどん」の方に“はなまる”をつける人もいるようです。
丸亀製麺 横浜旭店
〒241-0822 横浜市旭区さちが丘43-5 → 地図
TEL 045-363-3335
11:00~22:00(L.O.21:30)