6/12(水)◆ドイツで市民が電力会社を作った「シェーナウの想い」上映

ドイツで市民自らがが電力会社をつくってしまった過程を描いた話題のドキュメンタリー映画「シェーナウの想い」の上映と、発送電分離についての講演会が「みなくる」開催されます。題して「どうなる? どうする! 『発送電分離』と私たちの選択」。参加費無料で、残席もまだありますので、いまからでもお申し込みください。

今年4月2日に安倍政権は、発送電分離を閣議決定しましたが、法案は、2015年の提出を「目指す」という努力目標に過ぎず、実際に実現するのも、2018~20年を「めど」としています。そのため、さらに先送り・骨抜きにされる可能性があります。

一方、首都圏各地では、市民の側から電力自給を目指すさまざまな試みも始まっています。そこで、この先、発送電分離はどうなるのか、そして私たちは具体的にどうすべきなのか、考えていく手がかりとして、映画と講演の集いを企画いたしました。

まず、ドイツで市民が電力会社をつくったというドキュメンタリー映画「シェーナウの想い」を見てから、NPO法人環境エネルギー政策研究所(ISEP)で、飯田哲也さんとともに自然エネルギーの伝道師として活躍されてきた竹村英明さんに、発送電分離の現状や今後の見通しなどについてお話をうかがいます。

さらに、いますぐ電気を選べる選択肢としての個人向けグリーン電力証書「えねぱそ」についても、詳しく解説していただきます。参加費無料・定員50名ですので、お早めにお申し込みください。

どうなる? どうする! 「発送電分離と私たちの選択」

日 時:2013年6月12日(水) 18:00~20:40(開場:17:40)

会 場:旭区市民活動支援センター 「みなくる」
    ※相鉄線鶴ヶ峰駅から直結のビル「ココロット鶴ヶ峰」4F
     〒241-0022 横浜市旭区鶴ケ峰2-82-1-4F
      TEL 045-382-1000 FAX 045-382-1005

内 容:第1部:映画 「シェーナウの想い」
          ~自然エネルギー社会を子どもたちに (60分)

     第2部:講演「発送電分離と私たちの選択」/竹村英明さん      
         ・自然エネルギーは順調に増え主役になれるのか?
         ・エネルギー需給はどうなる?電力は足りるのか?
         ・発送電分離とは? そのメリットとは?
         ・PPS(特定規模電気事業者)は今後どうなる?
         ・昨年から導入された固定価格買取制度の現状は?
         ・電気は足りそうなのに、なぜ原発再稼働なのか?
         ・首都圏の「市民電力」は何を目指しているのか?
         ・グリーン電力証書とは?その仕組みとは?
         ・個人向け証書「えねぱそ」とは? などなど・・・
         ※質疑応答・議論の時間もたっぷり取ります!

申込み:お名前・メールアドレス・お住まいの地域か所属(あれば)を
    明記のうえ、cc※pr.email.ne.jp もしくは FAX 020-4666-4343まで
    お申し込みください(※は、半角のアットマークに変更)。
    もしくは TEL 0120-57-0843(ASA三ツ境北部)まで。

●映画紹介/「シェーナウの想い~自然エネルギー社会を子どもたちに」

ドイツにある小さなまちシェーナウの親たちが、チェルノブイリ原発事故をきっかけにドイツ史上初の自然エネルギーの電力供給会社を誕生させるまでの軌跡を綴るドキュメンタリー。2008年ドイツ製作(60分)。

●講師紹介/竹村英明(たけむら・ひであき)さん

・環境エネルギー政策研究所(ISEP)顧問
・東日本大震災つながりぬくもりプロジェクト事務局長
・eシフト(脱原発・新しいエネルギー政策を実現する会)アドバイザー
・エナジーグリーン株式会社副社長
 1951年広島生まれ。横浜市立大学卒業。
 衆参の議員秘書や環境保護団体スタッフを経て
 2004年より環境エネルギー政策研究所。
 飯田市のおひさま進歩エネルギー事業立ち上げを担当後、
 (株)自然エネルギー・コム(エナジーグリーン社の前身)で
 グリーンエネルギー証書事業を担当。
 東日本大震災後に個人向けグリーン電力証書「えねぱそ」を考案。
 現在、各種NPO活動のかたわら「社会運動ビジネス」としての「えねぱそ」の
 普及にも奔走中。