シンプルさっぱり味の人気“家系”ラーメン~支那そばや(鶴ヶ峰店) 【閉店】

【2021.6.30閉店】 旭区内で一番有名で行列のできるラーメン屋といえば、ここ「支那そばや」でしょうか。ラーメンに詳しい人なら、ラーメン業界では有名な「ラーメンの鬼」佐野実の暖簾わけの店1号店と、すぐ答えてくれるのでしょう。1998年オープンのようです。いつも行列ができているので敬遠していましたが、7~8年振りに行列に並んで入ってみました。

7~8年前に入ったときは、当時3歳前後の娘を連れていたので、「お子様はお静かに御願い致します」の貼り紙に畏れおののき、緊張して味は覚えていません。その後、愛想のいいおばさんが入り、そんな貼り紙はないようなウワサを聞いていましたが、今回は、たしかに貼り紙は見当たりませんでした。ただ、たまたまネットを検索していたら、店内の動画(下記)を見つけ、なんと、その懐かしい?貼り紙が映っているではありませんか?!

http://www.youtube.com/watch?hl=ja&v=B2nddc2OqZs&gl=JP

この動画は、2009年7月とあり、私が行ったころから5年以上は貼り紙は健在だったようです。ちなみに、テレビにも出演していて有名な佐野実さんの店は、戸塚(本店)と新ラーメン博物館にあり、全国に点々とある「支那そばや」は、どれも弟子の店のようです。

ウェブ百科事典“ウィキペディア”にも佐野実さんの項目はあり、そこには「お子様はお静かに」どころではない以前の状況が書かれていてびっくり。ちょっと引用しておきます。

・・・鵠沼に出店していた時代は、香水の匂いが強い人の入店・店内での私語・喫煙・携帯電話の使用が一切禁止とされていたが、現在はそういった「客への細かい注文」は事実上解消されている。店内の私語については「食事中は静かにと言っているだけ」と述べている他、香水については「香水の匂いがきつい女性客が来店した事があったから」とコメントしている。また、過去には泥酔した客に対して刃物を振り回して追い出した事もあった。その他、麺の出来に納得いかない時は店を臨時休業したり、スープを残す客に対して「残すなら最初から食うな」と本人が発言している。・・・



 
さて、相変わらず行列は途切れませんが、今回も店外で5分、チケットを買って店内で10分、そして席に着いてから10分くらい待ちました。席はL字型のカウンターが13席。4人席のテーブルが2卓と、家系ラーメン店にしてはそれなりの広さではあります。厨房は男性2人、女性2人で切り盛りしていました。



 
メニューは、醤油か塩か(ともに700円)、チャーシューメン(+250円)か否か、ワンタンメン(+200円)か否か、大盛り(+100円)か否かの「2種の4乗=16通り」と、いたってシンプル。味噌ラーメンはありません。トッピングも名古屋コーチン味付玉子100円のみ。ライスもありません。しかも、人気のせいか入った13時過ぎには玉子は売り切れていました。ただ、どこかのブログには、食券購入後でも50円を払うとネギを増量してくれ、麺の固さも希望できると書いてありました。



 
この日は、基本?の醤油ラーメンを食べました。中細の白味の強いストレート麺で、シンプルさっぱりでもこくのある鶏ガラスープにうまくマッチしています。チャーシューは、柔らかい豚の角煮の如くとろとろで絶品。そしてシナチク・青ネギ・海苔。この6つの組み合わせが、主張控えめの麺をうまく引き立てていて、全体としてとてもバランスのよいラーメンに仕上がっていました。ちなみに、麺の量(一玉)は少なくはなく、そこそこあります。ブログなどの評判では、塩ラーメンの方が評価は高いようなので、次回来るときは、塩ラーメンを是非食べたいと思います。

場所は、八王子街道(国道16号)を鶴ヶ峰交差点から八王子方面に400mほど進んだ左側。ブックオフ鶴ヶ峰店のとなり(手前)です。駐車スペースも10台くらい?あります。場所は、Google Placeでも確認できます。→ こちら

追記:その後、水曜日の14:00のこと。ちょっと遅めだったので、たぶん空いているだろう、塩ラーメンを食べてみようと行ったら、空席があり、並ばずに入れました。しかし、なんと塩ラーメンは全部売り切れ。店の人に聞いたら、1:45頃に売り切れたとのことでした。残念!今度は、もう少し早めに!

支那そばや(鶴ヶ峰店)
〒241-0021 横浜市旭区鶴ヶ峰本町1-29-8
TEL 045-951-0774
11:00~15:00(ただしスープなくなり次第終了)
月曜、第1・3火曜定休(祝日と重なる場合は営業し翌日休業)