◆2013年4月に「今宿市民の森」(2.8ha)が開園予定

「市民の森」は、緑地を保存するための横浜市独自の制度で、樹林地などを土地所有者の協力により市民の憩いの場として利用させていただくものです。2012年9月末現在で、市内36箇所(約467ha)が指定されていますが、6箇所がまだ開園していません。そのうち、旭区にある今宿市民の森は、2013年4月に開園の見込みとなりました。場所は今宿地区センター・ケアプラザの西側にあたります。

すでに2012年2月5日に、地元の今宿地区センターにて、横浜市環境創造局公園緑地整備課・緑地保全推進課・みどりアップ推進課により、「今宿市民の森」整備計画についての意見交換会が開催されました。また、10月には近隣への工事説明会も開催されたようです。市民の森の管理については、基本的には横浜市(今宿市民の森は北部公園緑地事務所)が行いますが、日常の管理や森づくり活動については、地元住民を中心にボランティア団体を結成することもできます。ただ、2012年中には、結成の動きはないようです。

横浜市では市民の森の管理方針を定めた「保全管理計画」を、個別の市民の森ごとに策定しており、今宿市民の森については、下記のように定められました。

◆今宿市民の森整備計画(案)

(1)概要

・所在地:旭区今宿町2686 番地ほか
・面 積:約2.8ha
・現 況:スギ・ヒノキの針葉樹が多く、
一部にエノキ、ミズキ、ヤマザクラなどの落葉樹がある樹林地となっています。

(2)整備計画の内容

【整備方針】
「住宅地にある緑地の保全と憩いの場を確保するために、市民の森として整備します」

 ①良好な緑地とするため、散策路や広場周りを中心に針葉樹の枝落しや間伐、林床の
  下草刈などを行い、陽の入る樹林地とします(【針葉樹林ゾーンⅠ】)。

 ②憩いの場所とするため、ヤマザクラなどの既存の落葉樹のある平坦地を広場にして、
  ベンチやテーブルなどを設置します(【落葉樹林ゾーン】)。

 ③歩きやすい散策路とするため、たくさんある既存の踏み分け道の集約と
  新しい散策路の設置を行い、散策路の幅を1.5~1.8m程度に広げます。
  また、傾斜や段差のある場所には階段を設置します。

 ④現在の環境を保全するため、谷地形のやや水気のある樹林地として残します。
  (【針葉樹林ゾーンⅡ】)

 ⑤隣接住宅への樹林の影響を考慮し、住宅から5mの範囲の樹木を伐採して
  枝の張り出しなどを防止します(【林縁ゾーン】)。

◆基本計画図(クリックすると大きくなります)。


 

◆お問い合わせ先

①整備計画の内容及び工事について
横浜市環境創造局公園緑地整備課
電話:671-2652 FAX:671-2724(問合時間:平日8:45~17:15)
担当係長:佐藤、担当:中田(なかだ)

②市民の森について
横浜市環境創造局みどりアップ推進課
電話:671-2617 FAX:224-6627(問合時間:平日8:45~17:15)
担当係長:松岡、担当:内山