横浜は中華街にあるトリックアート・ミュージアム

▲一見猫の絵ですが
クリックすると・・

最近、テレビでも紹介されることが多くなったトリックアート。NHK「爆笑問題のニッポンの教養」でも取り上げられ、見た方も多いのではないでしょうか? トリックアートが見学できるミュージアムは調べてみると、全国に10カ所ほど観光地を中心にあるようです。古くから知られているのは東京の高尾山トリックアート美術館。行きやすいところでは、お台場のトリックアート迷宮館ですが、地元横浜にもありました! 中華街にあるチャイナテーマパークを謳っている横浜大世界の中です。8階建てのビルの5~8階がトリックアート・ミュージアムとなっており、なんと2012年3月に拡張リニューアルオープン。トリックアートは、体験したいと思いつつ、まだ未体験だったので、さっそく行ってきました。

トリックアート・ミュージアムは、横浜大世界の2階でチケットを買って、エレベーターで8階まで上がり、下に降りながら4フロアを見学します。単に見るだけでなく、体験できるのも魅力ですが、一番嬉しいのは、写真撮影が自由なこと。今回、たくさん写真を撮影しましたので、写真中心にご紹介していきます。

カメレオン
①上の左端の写真のタイトルは「揺れる街並み」。写真からはわかりませんが、左右に動くと街並みが左右に揺れて見えるのです。これは不思議。入館して8階のすぐのところにあります。単純なトリックが絵にはあるのですが、それを知ってもこの錯覚はシロウトには理解も説明もできないもので、私としてはおもしろベスト1はこの絵でした。
②左から2番目写真は、カメレオンが絵の外にまで舌を延ばしているように見えますね。実際は平面の絵です。
③次の写真は、テーブルの後ろに行くと首から上だけが窓から出てくる「マジックテーブル」。現地に行き近くに行けばトリックがわかります。
④そして、右端の写真は、右の人が小さく、左の人が大きく見える「エイムズの部屋」(この2点は拡大写真は割愛)。

魔法使い? 魚の中に隠れた有名人
⑤次は、写真2点セットでご説明。左端の写真には、小人が12人いますが、
⑥同心円の内側の円を30度ほど時計方向に回すと(左から2番目の写真)、あら不思議、小人は13人になっています。
⑦そのとなり、窓に映っている影は魔法使いに見えますよね。窓をあけてみると(ここではクリック)正体は・・・。
⑧右端の写真は、「魚の中に隠れた有名人」という隠し絵。クリックして拡大して探してみてください。

3人の背の高さは? 三角形の高さの半分は何色? AとBは同じ色? ありえない空間
⑨錯覚には、大きさ・位置・色など、さまざまなものがあります。左端の写真は、3人の人の背の高さは違って見えますが、実は同じ高さなのです。
⑩次の「三角形の高さの半分は何色?」。赤に見えますが、黄緑が正解。定規をあててみてください。
⑪そのとなり、「AとBは同じ色?」。Aの方が濃く見え、写真の写りでもそうかもしれませんが、実は同じ濃さなのです。
⑫右端の写真は、昔からよくあるタイプの絵で、ありえない空間配置になっています(クリックしてじっくりご覧ください)。

板の橋を渡る ミルクを飲む? 浮かび上がるダヴィンチ ランドマークタワー 孫悟空
⑬端の写真は、板の橋を渡っているようですが、床に絵がかいてあるだけです。
⑭となりの写真は、こぼしているミルクの絵にそれを飲んでいるようにして写したもの(拡大写真割愛)。
⑯右端の写真は、すでにご紹介したカメレオンの写真と同じく、いまにも額から飛び出てきそうな孫悟空。

とまぁ、かなりたくさんご紹介しましたが、これでも展示物のほんの一部です。2010年ベスト錯覚コンテスト世界大会優勝作品なども展示されており、さらに、6階には3Dシアターもあります。受付で渡される3Dメガネを使って、「パンダフルライフ スペシャル3D版」(10数分)を見ることもでき、大人から子どもまで結構楽しめます。

なお、トリックアート・ミュージアムの入っている横浜大世界は、1・2階はダスカマーケットいとう土産物店が、3階には好きな店舗で食べたいものを選び、共通の席で食べられるフードコート中華味市場が、4階は「美と癒しのフロア」で、足裏健康館、フェイシャルリフレ、笑顔変身写真館(民族衣装で撮影)、占いなどが入っており、行ったついでに利用するのもいいと思います。

横浜大世界のある場所は、中華街の中の天長門の前。JR石川町駅中華街口からは徒歩10分、地久門をくぐり関帝廟通りを進んだ突き当たり、みなとみらい線元町・中華街駅3番出口からは、ちょうど裏にあたり時計の針と逆方向にまわって徒歩2~3分です。

トリックアート・ミュージアム(横浜大世界5~8階)
〒231-0023 横浜市中区山下町97
045-681-5588
大人1000円・中高生800円・小人500円・3歳以下無料
10:00~20:00(土日祝日は20:30まで)
※入館は閉館30分前まで
年中無休