ちょっといい話◆チラシのペーパークラフトで被災地支援
11月に入り旭区今宿のAさんから「以前から続けている新聞のチラシで作るペーパークラフトを、被災地に届ける方法はないでしょうか?」とご相談を受けました。先日、苦心の末、連絡先としてたどりついた福島県災害対策本部総括班(024-521-1903)へ、ダンボール一杯の作品(船、帽子、チラシを編んだ籠のお菓子入れ、箱など)を届けることができたとご報告いただきました。間もなく、福島県知事名で、下記のように書かれた御礼状が届いたそうです。ここでご紹介させていただきます。
以下、礼状の全文です。
……………………………………………………………………………………………
謹啓
晩秋の候、ますます御清栄のこととお喜び申し上げます。
東日本大震災から8ケ月が経過しました。
福島県は、地震と津波で多くの尊い命、財産を失い、さらに原発の事故、風評被害を加えた「四重苦」が現在も続いています。
こうした中、県民が一丸となって必至にこの局面に立ち向かっています。
貴殿におかれましては、オリジナリティ溢れる立体折紙作品を御寄贈いただき、心から御礼申し上げます。
おかげさまで、県民も少しづつ元気を取り戻し、緊急時避難準備区域の解除など、明るい話題も増えてまいりました。
復旧、復興には長い時間が必要になるかもしれませんが、「新生ふくしま」に向け、一歩一歩力強く、粘り強く歩んでまいります。
今後とも御理解と御支援をお願いいたします。
このたびの温かい御厚情に対し、略儀ながら暑中をもって御礼申し上げますとともに、貴殿のますますの御発展をお祈り申し上げます。
敬具
平成23年11月
福 島 県 知 事 佐 藤 雄 平