【読者のお便りから】ハクビシン・桜・新聞・これから・・・?

今回は、ハクビシン・桜・新聞・「これからどうなる?どうする?」の4テーマで、どっさりご紹介します。

■ハクビシン

さわイン157号に掲載の下記ハクビシンの記事に3件の声がありました。旭区内でも、結構あちこちにいるようですね。

◆「この辺にハクビシンがおります。白い鼻すじクッキリの毛づやのよいものです。11
0番通報だそうで見に来てくれましたが追うことしかできないそうです。ミカンが好きと
かで鳥のえさをとりに来た様で、ミカンを出すのをやめることにしました。うっかり家をあけておいたりしたら入りこまれるのでご用心を。」(笹野台のSさん)

◆「いつも楽しく拝見しています。ハクビシンの記事には家族みんなビックリしました。」(笹野台のOさん)

◆「『みんなの声』欄にありましたが、昨年、実家(旭区内)にもハクビシン出現・・・。夜中に走り回る音がして調べてもらったところ、ハクビシンは見当たりませんでしたが、足跡などの痕跡よりハクビシンと断定。もしかしたら子供も産んでいるかもしれないといわれました。実家は捕まえることはできないので殺菌と防御ネットということで終わりました。駆除するには区役所に申請をしてからで時間もかかるそうです。」(中尾のYさん)

◆「『みんなの声』でハクビシンを読みました。2カ月程前の午後8時頃、中沢小学校西側そば屋さんの近くで、子供でしょうか可愛いハンビシンに出会いました。おおかたは木の上が棲み家とか。森もなく、不思議に思いましたが、屋根裏に住みつかれたら大変ですね。」(今宿のHさん)

■桜に寄せて

今春は「お花見自粛論?」で出て、物議をかもしましたが、「自粛」は、自分からするもので、人から「自粛」と言われるのは違和感があるのは私だけでしょうか?

◆「春が来ましたね!お花見の気分はなかなか程遠いですが、桜が咲いてから気持ちも少しずつ前をむいてきました。桜前線と共に東北にも落ち着いた日常が戻ってくる様祈ってます。(笹野台のKさん)

◆「だんだん暖かくなってきたなぁ・・・と思うと、桜がアッという間に咲き、散り、時間の流れのはやさにびっくりしてしまいます。新聞とはまた違った身近な声が聞ける『さわやかインフォメーシヨン』毎回楽しみにしています。」(笹野台のHさん)

◆「今年の桜は何となくさびしく感じました。」(東希望が丘のTさん)

◆「桜の花びらが散り始めた、先日の休日に2歳の息子を連れて、矢指市民の森に散歩に出かけました。薄暗い森を抜けると一面の菜の花畑があらわれ息子もはしゃいでいたのですが、少し目を離すと、水辺で泥遊びをはじめようとする始末。それでも何とか注意を花畑に誘い出し、携帯で菜の花畑のなかの息子を撮ることができ、満足な親父でした。小春日和のなか、近隣の散策も良いものですね。」(今宿町のUさん)

■新聞に寄せて

いつも、新聞配達には、暖かいお言葉をありがとうございます。新聞の役割の大きさに改めて責任の重さも感じている次第です。

◆「先日早起きし、犬の散歩をして帰宅した際に、新聞配達の人が『遅れてすみません』と言ってくれました。『お疲れ様』と返答し、直接朝刊を受け取ったのですが、朝早くから働いている姿にじ~んときました。これからもよろしくお願いしますね。」(笹野台のMさん)

◆「被災地では新聞はどうされているのでしょうか。早くの復興を祈りたいと思います。」(笹野台のHさん)

◆「いつも愛読させて頂いてます。娘(8歳)がもう少し新聞に興味がもてるように、紙一枚位で何か簡単ニュースよめればなと思います。」(笹野台のMさん)

◆「震災後でもきちんと新聞が配達され、改めて配達員さんに感謝です。我ながら動揺が激しくて、今でもあまり外に出たくない気分で・・・。(プレゼントの)スケートセンターで久しぶりに楽しい気分に浸りたいです。」(東希望が丘のKさん)

◆「先週の日曜日には選挙がおこなわれました。災害があったこともあり、例年に比べ選挙カーでの呼びかけや駅前での演説を聞く回数が少なくなったように感じます。それため、それぞれの候補者がどういった思いをもっているのか、どのような公約を掲げているのかなかなか理解することができませんでした。しかし選挙の数日前には新聞にそれぞれの候補者の公約等が掲載されており、とても助かりました。」(中尾のNさん)

◆「余震がまだまだ続く中、毎日ご苦労様です。様々な情報源がありますが、やはり活字で読む新聞の重大さを痛感します。どうぞ朝夕刊の配達、お気をつけて!」(中沢のIさん)

◆「震災後も、親も子供も、新聞を今まで以上に隅々まで読み、日常生活が送れている事にありがたさを感じています。」(金が谷のIさん)

◆「天候にかかわらず新聞が濡れない状態で配達頂けるので非常に助かっております。チラシもさまざまに活用させて頂いており、非常に重宝しています。」(今宿のMさん)

◆「東日本大震災で日本中が大変な時だと思います。自分達に出来る協力、支援をしていきたいと思います。停電などがあり、新聞のありがたさを痛感しています。これからも頑張って下さい。」(今宿のTさん)

■「これからどうなる?どうする?」

実は、記事の反応をちょっと心配していたのですが、非常にご好評いただきました。ただ、1件だけ、疑問の声もいただきました。

◆「インフォメーション横の『これからどうなる?どうする?』は、とっても良い記事でした。」(笹野台のSさん)

◆「いつも『さわイン』楽しみにしております。今回の『これからどうなる?どうする?』はかなり勉強になりました。保存版にしたいと思います。」(笹野台のKさん)

◆「『地球1個分で生活しよう』は今後の私達の生活を考えるのにとても参考になりました。消費ばかりではない生活を皆が実行する時だと思います。これからもタイムリーで役立つ啓発的な情報をのせて下さい。期待しています。」(東希望が丘のIさん)

◆「『地球1個分で生活しよう』の言葉に深く感じました。これから更に省資源に努力しようと思いました。スタッフの方々のご苦労はお察しいたします。」(中沢のSさん)

◆「これからどうなる?どうする?・・・参考になりました。一寸とした地震対策、停電対策等のアイディアの紹介記事を続けてお願いします。」(今宿Tさん)

◆「お金の使われ方の記事、分かりやすく意義深いものでした。来月号も楽しみにしています。」(今宿のOさん)

◆「何時も有難うございます。これからどうなる?どうする?とても良い勉強になりました。節電に日々努力しております。」(今宿のKさん)

◆「これからどうなる?どうする?の欄を読みましたが、そんなに原発が悪いのでしょうか?これからの電気自動車のシフトやリニアモーターカーのエネルギーは自然エネルギーで賄えるのでしょうか?」(今宿町Sさん)

※この最後のSさんの疑問に対し、もう少し補足させてください。

まず、原発はなぜそんなに悪いのか。今回の原発事故で、何万人もの人が故郷を追われ、帰れる保証もない状態に追い込まれています。放射能の影響も「直ちに」影響はなくても、「晩発性」といって何年もたってから影響が出てくる場合もあり、因果関係を特定するのは困難です。その意味で、潜在的な被害は計り知れないものがあります。

よくレントゲン検査時程度の被曝だから心配ないと言いますが、「医療被曝」も、発ガンの原因にもなることは意外に知られていません。「自然界の放射線による自然被曝」「医療検査による人工被曝」「原発から放射性物質による外部被曝」「水・食料から取り込んでしまう内部被曝」。この4つを足し合わせたものが、私たちの被曝総量なのです。しかも、細胞分裂が盛んな子どもが遺伝子を傷つけられる可能性は、大人の数倍どころか数十倍高いのです。

ただ、今回の記事で取り上げたのは、むしろ、原発は事故がなく正常に稼働しているときでも、問題が大きいことです。「①ウランの発掘から廃棄物処理の過程まで、労働者は健康に影響が出るほど被曝する ②危険で扱いに困り、処理に多額の費用がかかる放射性廃棄物が増え続ける ③発電時のコストは仮に安い(実は高い/発電実績からそう結論づけた研究者もいます→参考)としても、ライフサイクルコストは高過ぎ非経済的」という問題があるのです。②に関しは、京大原子炉実験所の小出裕章さんは「死の灰を生み続ける原発は最悪」とまで言っています(『隠される原子力・核の真実―原子力の専門家が原発に反対するわけ』/創史社刊)。

次に、自然エネルギーで賄えるのか、といえば、もちろんすぐには無理です。しかし、少なくとも、原子力に振り向けてきた膨大な予算を、自然エネルギーの普及・開発に振り向ければ、その比率を急速に高めていくことは十分可能です。環境エネルギー政策研究所(ISEP)が、そのための戦略プランを公表していますので、詳しくは、そちらをご覧ください。

なお、自然エネルギーは安定性がないと言いますが、それはエネルギーをどうマネジメントするかの問題に過ぎず、原発が抱える問題の深刻性と比較すると、容易に解決できる課題です。また、地熱発電なら、安定的に発電でき、日本には、まだまだ開発の余地が大きくあります。

少なくとも、「国策」として、原発の新設はやめ、自然エネルギーにシフトしていくことが、いまこそ求められていると思います。浜岡のように、危険度の高い原発は一刻も早い停止が必要ですが、すべての既存の原発も段階的に停止し廃炉にしていけるように、エネルギー政策を転換していくことこそ、これからの最大の課題と感じています。

以上に関連して、「これから どうなる? どうする? 『完全版』」も、「徒然なるままに」に掲載しましたので、そちらも、是非お読みください。