旭区有数の名所 白根神社・白根不動尊・白糸の滝(白根公園)
2017年11月26日、白根神社についてみんなで調べ、インターネットの百科事典「ウィキペディア」に書き込もうというイベント「ウィキペディアタウン」が旭図書館で開催され、参加してきました。そのレポートも兼ねて、白根神社・白根不動尊・白糸の滝について、ご紹介します。
この日集まったのは20名余。ウィキペディア界では有数のウィキペディアン(ウィキペディアの執筆者)も多数参加されました。簡単な講義のあと、早速、現地取材へ。旭図書館からは、白根通りをはさんで反対側の白根公園に渡ります。この公園は「あさひプレイパーク」の会場としても使われています。公園の北の端に白根不動尊があり、弘法大師作と伝えられる不動明王座像が祀られています。
量は少ないですが紅葉が美しく、2010年11月に、本サイトのトップページ写真にも使っています(こちら)。
神仏集合の伝統?で、白根不動として古来親しまれてきたようですが、明治の神仏分離令により、社号は白根神社となり、公園そばのこのお堂が白根不動尊(仏教)となります。
帷子川支流の中堀川が境内を流れ、大滝(写真)と小滝の2つの滝があります。大滝は幅9.1m、落差5.5mあったのが1991年の護岸工事により幅7メートル、落差3.2メートルとなりましたが、それでも横浜市で最大の滝です。小滝は行者の修行にも使用されたとか。また、滝のほとりには、奈良時代の頃、九州の沿岸警備に派遣された防人とその妻の相聞歌の万葉歌碑もあります。
白根神社は、数分急な道を登ったところにあります。源義家が信仰したと伝わるため、歴史は平安時代後期までさかのぼります。
白根神社の現在の社殿は、1919年に炎上し、建て直されたものです。この日は、七五三のお祝いで来ている家族もあり、神主さんのお話をうかがうこともができました。
旭図書館に戻り、司書さんが準備してくれた多数の資料を参考に、何をどう書くか決めていきます。注意すべきは、神主さんなど人から聞いた話などは書くことができず、必ず資料として出典がはっきりしているものに限ること(取材は、写真撮影と、あくまでも執筆のための参考です)。この日は明治初期までと、それ以降の2つのグループに別れ作業をしました。その結果、完成した「白根神社(横浜市)」の項目が「こちら」です。成果として、誰もが目に見え、活用できる形で残せるのは、素晴らしいことだと感じました。みなさん、お疲れさまでした。