旭区内では数少ない店内自家焙煎の珈琲専門店「陽のあたる道」
自家焙煎の珈琲専門店といえば、県内に16店舗を展開し旭区内にも鶴ケ峰と笹野台にある南蛮屋が有名だが、同じ鶴ケ峰には、なんと店内で自家焙煎している珈琲専門店がある。2012年3月にオープンした「陽のあたる道」だ。東京は南千住にある1968年創業の名店カフェ・バッハで修行したマスターがご夫婦で営んでいる。
30年勤めた生命保険会社を早期退職した犬飼さん。第二の人生として選んだのが珈琲専門店だった。2年ほどカフェ・バッハに通い、田口護氏に師事し焙煎技術を習得。日本スペシャルティコーヒー協会のアドバンスドコーヒーマイスターの資格も取った。お住まいは旭区白根だが、店舗は鶴ケ峰駅近くの2階建て友人宅の1階ガレージを改装、味のある店に仕上げた。
店内は、13席(4人席×2、2人席×1、カウンター3席)と広くはないが、明るいなかにも落ち着きがあり、マスターの飾らない人柄と相まって、知らずと長居をしてしまいそうだ。訪問時は、ヴェネチアを旅した画家の絵が多数展示されていたが、「小さな音楽会」と題したライブは、2017年1月29日開催分で60回を数え、単なる「カフェ」を超えたスペースとなっている。
コーヒーは、3種類のブレンドのほか、16種類のストレートコーヒーが用意されており、そのすべての豆が購入できる。6種類のバリエーションコーヒーや、紅茶・ココア・オレンジジュースもあり、トースト・ホットサンド・ケーキ・アイスが食べられる(スパゲッティ・カレーなどはない)。
下の写真は、深煎りのイタリアンブレンド。深煎りでも、すっきりとした味わいで、雑味が感じられないのは、さすが専門店の味。器もコーヒーの種類により異なり楽しめる。
店内には、その場でも食べられる小包装のクッキーや、コーヒーグッズ、コーヒーに関連した本などもあり(下写真)、見ているだけでも楽しい。置かれている本は、こちらで公開も始めた。貸し出しも可能だ。
駅から3分ほどなので、近くに来たときは、是非立ち寄ってみたい。鶴ケ峰駅南口の高層ビル「ココロット鶴ケ峰」の外周を時計回りに(駅から左側に)回った裏側にある。
陽のあたる道 → ホームページ
〒241-0022 横浜市旭区鶴ケ峰2-62-20
TEL 045-744-7017 FAX 045-744-7018
10:00~19:00
月曜日定休(祝日の場合は翌日)
※不定休あり(ホームページ参照)